色々と外出先で作業したくなることがあり、これまでノートPCを使っていましたが結構面倒。というか、重い。
なので、軽量かつ動作もそれなりに使えるというChromeBookを検討しました。
ChromeBookとは?
ChromeBook(クロームブック)は、Googleが開発したChrome OSを搭載したノートパソコンのこと。一般的なWindowsやMacのノートパソコンとは異なり、Chrome OSはLinuxをベースにしており、主にGoogle Chromeウェブブラウザを中心に動作する設計がされていることが特徴の一つになっています。
ChromeBookの主な特徴
1. 軽量なOS
Chrome OSは非常に軽量なオペレーティングシステムで、立ち上げや操作が高速です。主にクラウドサービスを利用することを想定しているため、ハードディスクの容量が少なくても快適に使用できます。
2. クラウドベースの作業
Googleドライブなどのクラウドストレージと連携しているため、ローカルにデータを保存する必要が少なく、インターネット環境があればどこからでもデータにアクセスできます。Google Docs、Sheets、Slidesなど、Googleのウェブアプリが主な作業ツールとなります。
3. セキュリティと自動更新
ChromeBookは自動的にセキュリティアップデートが行われ、ウイルス対策ソフトが不要です。セキュリティの維持が簡単で、Googleの提供する保護機能により安全にインターネットを利用できます。
4. Androidアプリ対応
最近のChromeBookはGoogle PlayストアからAndroidアプリをインストールして使用できるため、作業の幅が広がります。これにより、モバイルアプリを利用することも可能です。
5. 多機能でありながらシンプル
インターネットブラウジング、動画視聴、文書作成、プレゼンテーション作成など、日常的な作業をシンプルかつ効率的に行える設計です。一方で、PCゲームや高度なソフトウェアを使用するようなヘビーユーザーには少し物足りないかもしれません。
6. オフラインでも使用可能
ChromeBookはクラウドを強く活用する設計ですが、オフラインでもGoogleドキュメントや一部のアプリケーションを使用できるオフラインモードがあります。
7. 手頃な価格
一般的にChromeBookは数万円から入手できる価格で手頃、特に教育機関や学生、予算に限りのあるユーザーに人気があります。
まとめ
ChromeBookはシンプルかつ効率的なコンピュータ体験を提供してくれるため、特にクラウドベースの作業やウェブ中心の作業を行うユーザーに非常に向いてるのが特徴です。
搭載されているChrome OS
Chrome OSは、Googleが開発したオペレーティングシステムで、主にウェブブラウザ「Google Chrome」を中心に動作するシンプルで軽量なOSです。
1. シンプルかつ高速
Chrome OSは非常に軽量な設計で、起動や動作が高速です。OS自体がシンプルなため、複雑なシステムリソースを必要とせず、安価なハードウェアでもスムーズに動作します。これは、主にウェブブラウザやウェブアプリケーションを使用することに特化しているためです。そのため、起動が速いです。
2. ブラウザ中心の設計
Chrome OSは、基本的にGoogle Chromeブラウザが中心となっており、ほとんどの操作やアプリケーションがウェブブラウザ上で動作します。これは他の一般的なOS(WindowsやmacOS)と大きく異なる点です。Chrome OS上で使用するアプリの多くは、ウェブアプリや拡張機能として動作し、インターネットを介して利用します。
3. クラウドベースの作業
Chrome OSはクラウドストレージ(主にGoogle Drive)を重視しており、データや設定がクラウドに保存されます。これにより、どのChrome OSデバイスでも同じGoogleアカウントでログインすれば、データにアクセスしたり、同じ環境で作業を続けることができます。
4. AndroidアプリとLinuxアプリのサポート
近年、Chrome OSではGoogle Playストア経由でAndroidアプリがインストールできるようになっています。これにより、スマートフォンと同様に、さまざまなアプリをChrome OS上で利用できるようになっています。また、Linuxアプリのインストールもサポートしており、開発者向けのツールや高度なソフトウェアも利用可能です。
5. セキュリティ
Chrome OSはセキュリティに強く、以下のような特徴があります。
サンドボックス機能:各アプリケーションやタブが独立して動作するため、1つのアプリが悪意のある動作をしてもシステム全体には影響しにくくなっています。
自動更新:Chrome OSは自動でセキュリティアップデートが行われ、常に最新の状態を維持します。
ウイルス対策が不要:Chrome OSはセキュリティの設計がしっかりしており、他のOSほどウイルス対策ソフトを必要としません。
6. オフラインモード
Chrome OSはクラウド中心のOSですが、一部のアプリやサービスはオフラインでも利用可能です。Google DocsやGoogle SheetsなどのGoogleのアプリはオフラインモードがあり、インターネット接続がなくても文書やスプレッドシートを編集できます。
7. ユーザーフレンドリーなユーザーインターフェース(UI)
Chrome OSはシンプルで直感的なユーザーインターフェースを持っています。タスクバーに似た「シェルフ」が画面下部にあり、ここから頻繁に使うアプリを簡単に起動できます。さらに、Googleアシスタントも搭載されており、音声コマンドで操作が可能です。
8. 使用をお勧めするユーザー層
学生は学校や大学での基本的な作業やリサーチ、文書作成に。
ウェブをよく使っている方々はインターネットブラウジング、YouTube視聴、ソーシャルメディア、GmailやGoogleカレンダーなどのウェブベースのツールを日常的に使用するのに。
ビジネスではクラウドでのファイル共有や共同作業がメインのビジネス環境に適しています。
まとめ
Chrome OSはウェブ中心の軽量OSで、クラウドストレージ、シンプルなインターフェース、高いセキュリティを提供します。高速で手軽に使用でき、主にインターネットを介した作業に特化しているため、学生や一般ユーザーに適しています。さらに、AndroidやLinuxアプリの対応により、その柔軟性も拡大しています。
Chome OSが苦手なこと
Chrome OSはシンプルで高速なオペレーティングシステムですが、他のOS(WindowsやmacOS)に比べて苦手な部分や制限もいくつかあります。以下に、Chrome OSが苦手な点や制限について説明します。
1. 高度なソフトウェアやデスクトップアプリケーションの利用
Chrome OSでは、主にウェブアプリやAndroidアプリを使用しますが、WindowsやmacOSで動作するような高度なデスクトップアプリケーションを利用することは難しいです。以下のような用途には不向きです
・Adobe PhotoshopやIllustratorなどのプロ向けグラフィックデザインソフト
・AutoCADのようなCADソフトウェア
・3Dレンダリングやビデオ編集に使う高性能なアプリケーション
Linuxアプリも利用可能ですが、これらの高性能なデスクトップソフトウェアは完全には代替できません。
2. ゲーム性能
Chrome OSは高性能なPCゲームには不向きです。以下の点がゲームにおける制限です。
・ハードウェア性能が一般的に低め(特にグラフィック処理能力)なため、3Dグラフィックスを多用するようなPCゲームのプレイは難しいです。
・Windows専用ゲームが動かない(Chrome OS自体はWindowsアプリケーションに対応していない)ため、特にゲーミングPCが必要なユーザーには適していません。
・一部のAndroidゲームやクラウドゲーミング(Google StadiaやNVIDIA GeForce Nowなど)でゲームを楽しむことはできますが、PCゲームのような高度な体験は期待できません。
3. オフライン作業の制限
Chrome OSはクラウドベースで動作することを前提としているため、オフラインでの作業には制限があります。
・Google DocsやGoogle Sheetsなどの一部のGoogleアプリはオフラインでも使用できますが、それでもクラウドに強く依存しています。
・多くのウェブアプリはインターネット接続がないと利用できません。オフラインで使用できるアプリの数は限られているため、ネットが不安定な環境では不便を感じることがあります。
4. ローカルストレージの少なさ
Chrome OSデバイス(特にChromeBook)は、一般的にローカルストレージの容量が少ないです。多くのファイルやデータをローカルに保存する必要がある場合、他のOSに比べて不便です。これは、Chrome OSが基本的にクラウドストレージを前提としているためですが、大容量ファイルの保存や、頻繁にオフラインで作業する人には制限となります。
5. マルチメディア作業
ビデオ編集: 簡単なビデオ編集はできますが、プロフェッショナルなビデオ編集や高解像度の映像処理は難しいです。Premiere Proのような高度なビデオ編集ソフトは使えず、代替としてウェブベースのツールやAndroidアプリを使うことになりますが、これらは機能が限られています。
オーディオ編集: 同様に、プロフェッショナルなオーディオ編集(例えばPro ToolsやFL Studioなど)には不向きです。
6. カスタマイズ性の制限
Chrome OSはシンプルで使いやすい反面、カスタマイズの幅が限られています。たとえば、WindowsやLinuxではユーザーがシステム設定やファイル構造、アプリのインストール方法を自由に調整できますが、Chrome OSではそういった深いカスタマイズはあまりサポートされていません。これは安全性やシンプルさを保つための設計方針ですが、PCのカスタマイズを楽しむユーザーには物足りないと感じられるかもしれません。
7. 企業向けソフトウェアや業務用途の限界
特定の業務アプリケーションや企業向けのソフトウェアがChrome OSでサポートされていないことがあります。多くの企業で利用されるERP、CRM、会計ソフトウェアなど、Windows専用のツールが使用できない場合、業務に支障をきたすことがあります。
まとめ
Chrome OSは、ウェブ中心のシンプルで高速なOSですが、以下の点は苦手
・高度なデスクトップアプリケーションやゲームの使用
・オフライン作業の限界
・プロフェッショナルなマルチメディア作業
・カスタマイズ性の制限
・特定の業務用途や企業向けソフトウェアの利用
これらの点から、Chrome OSは主に軽作業やクラウドベースの作業を重視するユーザーや、学生、一般ユーザーに適していますが、専門的な作業を必要とするユーザーには適さない場合があります。
個人的にお勧めなChrome Book
長所、短所といろいろありますが、やはり安価でありながらそれなりに作業が出来るのは魅力的です。外出先で簡単な作業をするのには十分なので、私はこちらのChrome Bookが欲しいと考えてます。
ASUS Chromebook CM30 Detachable(CM3001)
台湾のASUS製で、キーボードは脱着型。タブレットのように使うことも可能です。
なぜかHPの記載はメモリ4GB、ストレージ64GBとなっています。しかし現品はメモリ8GB、ストレージ128GBなのでなかなかの作業能力です。
さらに、ASUS USI Penが標準装備でついており、タブレット入力用のペンが不要かつ、15秒本体に差し込めば45分連続使用できるという優れものです。
8月に買えば4万円台で購入できたのですが、時期を逃してしまい…5万円台になってしまったのが残念です…
ASUS Chromebook Plus CM34 Flip (CM3401)
実は次世代のChrome Book規格Chrome book plusに対応した製品になります。
搭載されているのはAMD製のCPU Ryzen™ 5 7520C 4 コア/8 スレッド プロセッサ。
メモリ8GB、ストレージ128GBとなっています。
特徴として画面が360°開けることでタブレットのように使用できます。
Chrome book plusは何がスゴイ?
Google AIをコンピュータ内に搭載してるため、下記のような作業が可能になります。
・プロのような文章を(Google の AI が思い通りの文章を書くサポート、本機能は近日搭載予定)
・思いのままに写真を編集(Google フォト の「編集マジック」で、被写体の拡大や縮小、位置の変更、さらに写真の明るさや背景も変更可能)
・音声と表情が常にクリアに(ビデオ通話の画質、音質調整、マイクのON/OFFが可能に)
・あなただけの、背景がつくれる(ビデオ通話時の背景を簡単に作成可能)
文章作成補助や写真修正など、Webで活動している方にとってはうれしい機能満載ですね。
お値段は8万円台~10万円台ぐらい。CM30より高機能なのが数万円プラスで購入できるのはお得…かもしれないですね。
ASUS Chromebook Plus CX34 Flip (CM3402)
こちらはCPUがIntel製になっている製品です。
次世代のChrome Book規格Chrome book plusに対応した製品でメモリ8GB、ストレージ128GBとなっています。
こちら、機能が一部制限されており画面は180°しか開けませんが、机の上に広げることができるので、皆さんで画面を共有しての話し合いが可能となります。
CPUはIntelがいいんだっ!というかたにおすすめです。
いかがだったでしょうか?個人的にはどのパソコンも特徴があり迷っています…