冬場になると発生する静電気…あのバチっと来たら、乾燥の時期到来の合図ですね。
そんなイヤーな静電気について、おすすめの静電気対策方法を記事にしました。
静電気が発生する理由
小学生の頃、脇の下にプラスチックの下敷きを挟んでこすって、長い髪に当ててモワモワ~として遊んだことはありませんでしたか?あれが静電気の例ですね。
ちょっと小難しい話になりますが、プラス電荷(陽子)、マイナス電荷(電子)が物質の攻勢に含まれています。そのうちマイナス電荷を持つ電子は物質間を移動することができるのです。この電子の移動により、プラスとマイナスのバランスが崩れます。
その崩れにより、電位差(いわゆる電圧)が発生し静電気となります。
要点をまとめると…
・マイナス電荷の電子は物質間を移動できる
・陽子と電子の差を電位差といい、静電気の原因となっている
静電気はなぜ痛い?
この下敷きでこすっている時には痛みを感じていない方がほとんどです。
では、どこで痛みを感じるか…それは【体から放電した時】になります。
いわゆるバチッと音がしたときですね。
よくあるのがドアノブ、ロッカーや下駄箱などの金属部に触れたときです。
対策方法
対策方法はいくつかありますが、代表的なのは…
1.静電気を発生させない
⇒根本となる静電気が無ければ、放電もない
実は物質により電子を集まりやすい、逃げやすいの違いがあります。
なので、組み合わせて偏らない状態にするのが対策になります。
※服の材質はタグを見れば記載があります
2.充電した静電気を放出する
⇒充電しても放電する前に無くなれば大丈夫
精密機器を扱っている方々は静電気防止服とか、静電気防止靴というものを使っています。製品の中に半導体というものが使われていますが、あれ静電気で壊れるんです。
そのために、静電気が発生しにくい専用の作業服を使っているんですね。
その静電気防止服は帯電防止素材を使って作られています。
参考:帯電防止素材とは|ユニフォーム用語集:意味/解説/効果など
3.放電を肌の露出部以外でさせる
⇒肌以外なら放電しても痛くない
露出しなければそもそも大丈夫ですが…そんなことはあり得ないので、何かを使って放電すればいいって考えです。
実は…一番簡単なのは鍵を持って、鍵を先にドアノブ、ロッカーや下駄箱などの金属部に触れさせればOK。簡単ですが、効果的です。
対策グッズ
静電気除去キーホルダー
先ほど書いた鍵のように手に持って、先にドアノブに触されせます。
中に発行体があり、帯電状態だと光ります。発光がなくなればOKという物ですね。
ヤバいなーと感じたときは使っています。昔からの愛用品です。
静電気除去スプレー
服にスプレーしておけば、帯電しにくくなるってやつです。
家から出る前にプシュッと人吹きで済むので便利ですよ。
ただし、可燃性なのが多く火気厳禁です。ご注意を。
静電気除去ネックレス
紹介はしますが…使ったことは無いです。
ペット用もあるみたいですが、効果があるかは分かりません。
あくまで、参考です。
終わりに
これからのシーズンは静電気シーズンです。バチッと痛みを感じないで済むよう、しっかりと対策をしておきましょう。
【変更履歴】
2022/12/17 新規作成