
2026年8月25日、山口県美祢市秋芳町の「カフェ・レストランSincerite(サンセリテ)」で提供されたチキン南蛮・コロッケ・カレーなどを食べた利用者39名が下痢・腹痛を訴えました。宇部環境保健所が調査したところ、患者便からウエルシュ菌が検出され、食中毒と断定されています。
- 発生場所:山口県美祢市秋芳町「カフェ・レストランSincerite」
- 発生日時:2026年8月25日
- 患者数:39名(5グループ)
- 原因食品:チキン南蛮、コロッケ、カレーなど
- 原因菌:ウエルシュ菌(患者便から検出)
- 行政処分:営業停止3日間(9月2〜5日)
本記事は「ウエルシュ菌食中毒シリーズ」の1件です。他の事例や最新の食中毒ニュースは以下から確認できます。
2026年 食中毒まとめ|シリーズ目次
結論:美祢市秋芳町の「サンセリテ」で提供された食事が原因となり、ウエルシュ菌による食中毒が発生しました。39名が下痢・腹痛を訴え、宇部環境保健所は 2026年9月2〜5日の3日間、営業停止処分 を行っています。
美祢市の飲食店「サンセリテ」でウエルシュ菌食中毒が発生し、39名が下痢・腹痛を訴えました。店舗は3日間の営業停止処分となりました。
この記事でわかること
- 美祢市で発生したウエルシュ菌食中毒の概要
- 患者数・症状・回復状況
- 原因となった大量調理メニューのリスク
- ウエルシュ菌の特徴・増殖温度帯・潜伏期間
- 行政処分(営業停止3日間)の内容
- 大量調理で起こりやすい理由と再発防止策
- 食中毒発生概要|39名が下痢・腹痛を訴える
- 患者数・症状・回復状況
- 原因となった食品|チキン南蛮・コロッケ・カレーの大量調理リスク
- ウエルシュ菌とは?特徴・増殖温度帯・潜伏期間・症状
- 大量調理でウエルシュ菌食中毒が起こりやすい理由
- 行政処分|食品衛生法に基づく営業停止処分
- 関連する食中毒事例
- FAQ|ウエルシュ菌と大量調理
食中毒発生概要|39名が下痢・腹痛を訴える
山口県によると、8月25日に同店で提供されたチキン南蛮・コロッケ・カレーなどを食べた93名のうち39名が下痢・腹痛を訴えました。6名が医療機関を受診しましたが、全員快復しており入院者はいません。
患者便からウエルシュ菌が検出され、食中毒と断定されています。
患者数・症状・回復状況
- 患者数:39名(5グループ)
- 主な症状:下痢・腹痛
- 全員快復し、重症者・入院者はありません。
原因となった食品|チキン南蛮・コロッケ・カレーの大量調理リスク
今回の発症者は、同店で提供されたチキン南蛮・コロッケ・カレーなどを共通して食べていました。これらのメニューは大量調理時に温度管理が難しく、ウエルシュ菌が増殖しやすい特徴があります。
- 揚げ物・煮込み料理は中心温度が下がりにくい
- 深い容器で冷却が遅れやすい
- 保温温度が菌増殖帯(20〜50℃)に留まりやすい
- イベント・団体利用で作り置きが発生しやすい
ウエルシュ菌は大量調理の弁当・カレー・煮物などで発生しやすい細菌です。過去の事例は以下の記事でまとめています。
うるま市・日替わり弁当|ウエルシュ菌食中毒(23名)
ウエルシュ菌とは?特徴・増殖温度帯・潜伏期間・症状
ウエルシュ菌(Clostridium perfringens)は嫌気性菌で、熱に強い芽胞を形成します。大量調理後の温度管理が不十分な場合に増殖しやすく、飲食店・給食施設・弁当調理などで多く報告されています。
- 増殖温度帯:20〜50℃(特に43〜47℃付近)
- 芽胞の耐熱性:100℃でも長時間生き残ることがある
- 潜伏期間:6〜18時間(平均10時間)
- 主な症状:腹痛・下痢
大量調理でウエルシュ菌食中毒が起こりやすい理由
ウエルシュ菌による食中毒は、飲食店・給食施設・弁当調理など、大量調理・作り置き・再加熱が行われる現場で多く発生します。
- 大量調理:一度に多量の食品を調理するため、冷却時間が長くなりがち
- 水分の多い料理:カレー・煮物・揚げ物の下処理は深い容器で冷却が遅れやすい
- 再加熱依存:「加熱すれば安全」という誤解で温度管理が軽視されることがある
- 危険温度帯:20〜50℃に長時間留まると急速に増殖する
大量調理施設衛生管理マニュアルでは、調理後の食品について、「速やかに危険温度帯(10〜60℃)を通過させること」が重要とされています。
行政処分|食品衛生法に基づく営業停止処分
宇部環境保健所は食中毒と断定し、同店を 2026年9月2〜5日の3日間、営業停止処分 としました。
関連する食中毒事例
FAQ|ウエルシュ菌と大量調理
大量調理ではウエルシュ菌食中毒が起こりやすいのですか?
大量調理・作り置き・再加熱が多い現場では、冷却不足や保温温度の不適切管理が起こりやすく、ウエルシュ菌食中毒のリスクが高くなります。
カレーや揚げ物がウエルシュ菌のリスクになる理由は?
水分量が多く、深い容器で冷却が遅れやすいため、20〜50℃の菌増殖帯に長時間留まりやすいためです。
再加熱すれば安全ですか?
再加熱で菌は減りますが、芽胞は100℃でも耐えるため完全には除去できません。再加熱よりも、「加熱後の温度管理」が重要です。
大量調理した食品はどのように冷却すべきですか?
深い容器のまま放置すると冷却が遅れるため、浅いバットに広げて急速冷却することが推奨されています。
保温温度は何℃以上が安全ですか?
保温は60℃以上が推奨されています。20〜50℃はウエルシュ菌が増殖しやすいため避ける必要があります。
注記:この記事は山口県の公開情報をもとに作成しています。
更新履歴(JST)
- 2026/09/03:新規作成