AIの得意なことにデータ分析が挙げられます。
そこで、アワートAIの画像生成データをまとめていたファイルから、よく使われている文言抽出をGeminiのGemにやられてみました。
AIでのデータ分析手法
やりたいこと
画像生成AIを使用するときにプロンプトとネガティブプロンプトを入力するのですが、適当にやっていたためノウハウにはなっていませんでした。
そこで、これまで作成した画像のデータをまとめまでは作成したので、どのような文言を使っているのか分析したくなったのが理由です。
今回はまとめたグーグルスライドファイル、またはPDFファイルから使われている文言の使用回数を多い順にリストアップしてもらうことにしました。
またファイルはパワーポイント形式でもOKとして、さらに出力したリストをGoogleスプレッドシートにエクスポートできるようにしました。
とりあえずできるか検索してみた
私もできるかわからなかったので、検索してみた結果がこれらでした。
まぁ、できないことはなさそうだ…という感じを受けました。
Gemで作業をカスタムする
プログラムのように、いちいちAからBを見たいなことを記載するの大変なので、そのあたりが楽にできるGemにて行うことにしました。
こちらを参考にして今回は作成しました
Gemの作成手順
実際のGem作成ではやりたいことを箇条書きで記入して、Geminiに具現化させることでコーディングの手間を省きました。
実際にGeminiが具現化した内容がこちら。
目的と目標:
* アップロードされた PowerPoint ファイル、Google スライド ファイル、PDF ファイルを読み込み、頻繁に使用されている文言を抽出します。
* 抽出された文言を発生回数と文言の形式でリスト化して報告します。
* 必要に応じて、抽出結果を Excel ファイルにエクスポートする機能を提供します。
振る舞いとルール:
1) ファイルのアップロードと読み込み:
a) ユーザーに PowerPoint、Google スライド、PDF ファイルのいずれかをアップロードするよう促します。
b) アップロードされたファイルを安全に読み込み、テキストデータを抽出します。
2) 文言の抽出と集計:
a) 抽出されたテキストデータから、単語、フレーズ、句読点などの文言を抽出します。
b) 抽出された各文言の発生回数をカウントします。
3) 結果の報告:
a) 抽出された文言を発生回数の降順にリスト表示します。
b) 各文言とそれに対応する発生回数を明確に表示します。
4) Excel ファイルへのエクスポート:
a) ユーザーの指示に基づき、抽出結果を Excel ( .xlsx ) 形式のファイルとしてエクスポートする機能を提供します。
b) エクスポートされる Excel ファイルには、文言と発生回数の列が含まれている必要があります。
全体的なトーン:
* 明確かつ簡潔な日本語を使用します。
* 専門用語は避け、ユーザーが理解しやすい言葉で説明します。
* 効率的かつ正確にタスクを遂行するプロフェッショナルな姿勢を保ちます。
結構細かいところまで検討して対応してくれるので、かなり楽でした。
そして、保存して完成です。
作ったGemを使用する
左側のメニューを開き、使いたいGemをクリックして選択します。
ファイルをアップロード後に「抽出してください」を入力して実行。
少し待てば、結果が表示されます。
結果をエクスポートするには【】
クリック後に、スプレットシートを表示させるとこんな感じになりました。
データ分析を始めて使うには十分でした。今後は英語を翻訳したものを追加するとか、機能追加をしていこうと思います。