最近、私のメールボックスに「総務省統計局」を名乗る不審なメールが何度も届くようになりました。一見、公的な調査のように見えますが、これらは全て個人情報を狙ったフィッシング詐欺です。

今回は、実際に届いたメールの内容を公開し、その手口と注意点についてまとめました。皆様も同様のメールを受け取った際は、絶対に応じないようご注意ください。
第1章:届いた不審メールの具体例と送信元アドレス
ここ数日で、送信元や件名を変えて以下のようなメールが執筆者の元に届いています。これらは全て偽物です。
特に注意!最近届くメールの件名一覧
以下の件名で届くメールは、総務省を騙るフィッシング詐欺です。
- 負担見直し対象に関する状況確認のご案内
- 【受付中】生活費増加世帯の簡易確認
- 負担見直し対象に関する確認
| 届いた日時 | 件名 | 送信元メールアドレス(偽装) |
|---|---|---|
| 2026/04/04 | 【受付中】生活費増加世帯の簡易確認 | tomoya.wavek4@mizuki18.hnjxxjs.com |
| 2026/04/06 | 【受付中】生活費増加世帯の簡易確認 | risa.kiri1f@fieldforest50.fanwenlong.com |
| 2026/04/09 | 負担見直し対象に関する状況確認のご案内 | yuma.soft3d@yukistar36.dtklqc.com |
| 2026/04/10 | 負担見直し対象に関する確認 | hinata.yukio6@harukafrost35.intuitivehair.com |
総務省などの公的機関が、このような民間のフリードメインや無関係な英単語の羅列ドメインからメールを送ることは絶対にありません。

第2章:この詐欺メールの巧妙なポイント
今回のメールが厄介なのは、現在の社会情勢を巧みに利用している点です。特に以下の3点に注意してください。
「生活費の増加」「負担見直し」といった、誰もが敏感になっているキーワードを使い、心理的な隙を突いてきます。
「総務省統計局」という名称を冠することで、公的な調査に見せかけ、メールの信頼性を高めようとしています。
本物の行政文書のような丁寧なトーンで書かれており、パッと見では詐欺だと気づきにくい工夫がなされています。
しかし、正体は偽サイトへ誘導して個人情報やカード番号を盗み出すフィッシング詐欺です。
第3章:被害に遭わないための対策
似たようなメールが届いたら、以下の「3つのチェック」を徹底してください。
メール本文にあるボタンやURLは、情報を盗み出すための偽サイトへの入り口です。絶対にクリックしてはいけません。
日本の政府機関なら「go.jp」、地方自治体なら「lg.jp」が必ず使われます。それ以外は100%詐欺です。
どうしても確認したい場合は、メールのリンクは無視して、ブラウザから直接公式サイトを検索し、窓口へ確認しましょう。
「怪しい」と思ったら、まずは手を止めて、公式な窓コ口へ確認する癖をつけましょう。
第4章:もし情報を入力してしまった時の相談先
「うっかりリンクを開いて、情報を入力してしまった…」という場合は、焦らずに以下の公的機関へ相談してください。
- 警察庁 フィッシング対策: 警察庁サイバー警察局公式サイト
- 消費者ホットライン: 局番なしの「188」(お近くの消費生活センターに繋がります)
- クレジットカード会社: カード情報を入力した場合は、すぐにカード会社へ連絡し、利用停止手続きを行ってください。
また、総務省統計局の公式サイトでも注意喚起が行われていますので、最新情報を確認することをお勧めします。
⇒ 総務省統計局 公式サイト(お知らせ一覧)
よくある質問(FAQ)
Q:公的機関がメールで家計調査をお願いすることはありますか?
A:統計調査においてメールが送られることもありますが、その送信元は必ず「go.jp」ドメインです。今回のようなフリードメインや、本文中にURLを直接クリックさせるものは詐欺の可能性が極めて高いです。
Q:届いたメールが偽物か確信が持てない場合は?
A:メール内のリンクは絶対に触らず、Google等で「総務省統計局 公式」と直接検索し、公式サイトに掲載されている電話番号や問い合わせ窓口に直接確認してください。
【あわせて確認!別の詐欺手口】
「総務省」以外にも、有名企業やソフト名を騙る巧妙なメールが確認されています。
以前、私の元に届いた「WonderFOX」を名乗る不審なメールについても、その見分け方と対処法を以下の記事で詳しくまとめています。
手口が似ている部分も多いので、被害に遭わないためにぜひ併せてチェックしておいてください。
ネット上の詐欺は日々巧妙化しています。この記事が少しでも皆様の被害防止に繋がれば幸いです。