富士山は「玄武岩〜安山岩質の溶岩」が積み重なってできた成層火山です。噴火のたびに異なる溶岩や火山灰が堆積し、現在の美しい円錐形が形成されました。本記事では、富士山をつくる岩石・溶岩の種類とその成り立ちを住民向けにわかりやすく解説します。

■ この記事でわかること
- 富士山をつくる岩石・溶岩の種類
- 玄武岩・安山岩の特徴と違い
- 富士山の成り立ち(小御岳 → 古富士 → 新富士)
- 噴火タイプと溶岩の関係
- 住民が知っておくべき富士山の地質知識
- 富士山の岩石は「玄武岩」が中心
- 富士山をつくる3つの時代|小御岳 → 古富士 → 新富士
- 富士山の溶岩の種類|玄武岩・安山岩
- 富士山の噴火タイプと溶岩の関係
- 富士山の溶岩がつくる地形
- 富士山の岩石・溶岩まとめ
- FAQ|よくある質問
- 注記
- 📅 更新履歴
富士山の岩石は「玄武岩」が中心
富士山の溶岩は玄武岩質(黒っぽくサラサラ)が中心で、粘りが低く流れやすい特徴があります。
そのため、富士山の噴火は「溶岩流が長く伸びるタイプ」が多く、山体が大きく成長しやすい性質を持っています。
図:富士山の溶岩3種類の比較
富士山をつくる3つの時代|小御岳 → 古富士 → 新富士
富士山は1つの火山ではなく、3つの火山活動が積み重なってできた「複合火山」です。
■ 小御岳火山(約70万年前〜)
- 安山岩質の溶岩が中心
- 現在の富士山の下に埋もれている
■ 古富士火山(約10万年前〜)
- 安山岩〜玄武岩質の溶岩
- 山体が大きく成長した時期
■ 新富士火山(約1万年前〜現在)
- 玄武岩質の溶岩が中心
- 現在の美しい円錐形を形成
富士山の溶岩の種類|玄武岩・安山岩
富士山の溶岩は主に「玄武岩」と「安山岩」の2種類です。
| 種類 | 色 | 粘り | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 玄武岩 | 黒〜濃い灰色 | 低い(サラサラ) | 溶岩流が長く伸びる |
| 安山岩 | 灰色 | 中間 | 山体を成長させる |
富士山の噴火タイプと溶岩の関係
富士山の噴火は、溶岩の粘りによって特徴が変わります。
■ 玄武岩質の噴火(新富士火山)
- 粘りが低く流れやすい
- 溶岩流が長く伸びる
- 比較的穏やかな噴火
■ 安山岩質の噴火(古富士火山)
- 粘りが中間
- 山体を押し上げるように成長
- 中規模の噴火が多い
富士山の溶岩がつくる地形
富士山の溶岩は、山麓にさまざまな地形をつくっています。
- 溶岩流:青木ヶ原樹海(貞観噴火)など
- 溶岩洞窟:富岳風穴・鳴沢氷穴
- 火砕流堆積物:古富士火山の活動で形成
富士山の岩石・溶岩まとめ
富士山は「玄武岩〜安山岩質の溶岩」が積み重なってできた成層火山です。
- 玄武岩:黒くてサラサラ、溶岩流が長く伸びる
- 安山岩:灰色で中間、日本の火山に多い
- 小御岳 → 古富士 → 新富士:3つの火山活動が積み重なって現在の富士山が形成
FAQ|よくある質問
Q. 富士山の溶岩は黒いの?
A. はい。玄武岩質の黒っぽい溶岩が中心です。
Q. 富士山は爆発的噴火をする?
A. 主に玄武岩質で穏やかな噴火が多いですが、歴史上には火砕流を伴う噴火もあります。
Q. 富士山の成り立ちは?
A. 小御岳 → 古富士 → 新富士の3つの火山活動が積み重なって形成されました。
注記
本記事は、産業技術総合研究所(地質調査総合センター)や気象庁の公表資料をもとに独自に整理・解説したものです。最新の火山情報は必ず公式発表をご確認ください。
📅 更新履歴
- 2026/06/09:富士山の溶岩比較図を追加し、第11章を全面更新。
- 2026/06/09:第11章「富士山の岩石・溶岩の種類」記事を公開。