以前の記事でスマホ冷却のために検討した部材が届きました。
今回はその部材を使用し、どうなったのか報告します。
冷却はできたのよ!冷却は!
今回使うのは、冷却シートと冷却ファン
これでも電源屋の端くれエンジニア(SW電源の設計、製品評価、出荷検査の経歴持ち)として、放熱に関して手を抜くわけにはいかない!
と、いう意気込みの元選定した部品がこちら
冷却シート(以後は放熱FINと呼ぶ)
商品名は冷却シートのほうが正しいのでしょうが仕事柄、放熱FINの方がしっくりくるのでこの呼び方をします。
使っているGoogle Pixel 7aは裏面が平坦なので板状の放熱FINを選びました。
よくあるごっつい放熱FINもありですが、外で使うものなので可搬性を考慮すると板状しかありませんでした。
3種類購入したのですが…購入後に一番上のやつは使えないことが発覚
表面が波打ってるのでFANの固定が難しいんです…単体で使うなら表面積が増えるので間違いではありません
冷却ファンは予算の都合上決定(以後は冷却FANと呼ぶ)
取り付け形状を考えると丸型、それも邪魔にならないサイズと値段…
表面積的に、ただ風を送るだけじゃ冷えそうもないんですよね。
そこで少しの電力で冷やすことができるペルチェ素子を使っているので、何とかなりそうってところがありました。
その結果、結局こちらになりました。
ケースの変更は今回対象外
検討時はケース変更まで考えたのですが、今は実験して結果を得るのが先。
そのため、ケースの変更は後回しで今後の課題としてポイしました💦
購入して届いた部品
こちらの4点が購入した部品になります。真ん中が表面が波打ってる放熱FINです。
使うのはこちら
スマホ、放熱FIN、冷却FANの3点がそろいました。
早速各部品を取り出して状態を確認して、スマホに取り付けていきます。
放熱FINは型式不明
海外製品のあるある何ですけど、型式不明品が結構あるんですよね。
これ再購入したいときに困るんですよ…探す方法が購入履歴しかないから。
型式があれば、すぐに検索して見つかるんですけどね💦
使う時は取り付け面についた保護シールを3か所外します。そのはがしたシールは捨てずにとっておきましょう。放熱FINを取り外して保管するときに再度使うことになります。無くしてしまった場合はきれいなすべすべの紙やサランラップを用意して貼り付けてください。
冷却FANには電力がいる
よくよく考えれば単体で動くはずもなく…最低でもFANを回し、ペルチェ素子を冷却する電力が必要なんですよね。運よくUSB-TypeC(ミニ)が付いてましたのでモバイルバッテリーから電力供給して対応することにします。
そして、開封して出てきた赤い紙はアマゾンで★5評価するとアマギフ1000円プレゼントってやつです。スクショ取ってメールしてね!って書いてあるんですが、メールアドレス収集用とか思うんですよね…はっきり言って怖くて応募できません💦
色々あったけど、必要なのはFAN本体のみ。
実はこのFANには磁石が内蔵されており、相手が磁性体なら張り付きます。
そして、今回使用した放熱FINは外周の丸い部分が磁性体になっており、簡単に張り付きます!うーん、ナイスアイディアです!
取付完了
机上動作確認
ちょっとぉー、聞いてないんですけど…FANが動くと七色に光るって…
※仕様を読んでいないだけ
こちらは光る状態の動画
さて、実施に使った結果は?
はっきり言って、かなりの効果でした。
今までは大連続狩猟を終了した時が一番熱くなり、スマホを持っていると熱さを感じたのですが、部品を取り付けたらちょっと暖かいかなーぐらいに低下しました。部品代は5,000円もしないので、これはお得かもしれません。
体感的には40℃は下回った状態になって連続で触れるようになったんだと思います。
なお、日本のメーカーにはペルチェ素子、バッテリー内蔵で冷却FANが付いている製品がありました…もっとよく調べるんだった…
数日めっちゃ暑いのでサンワサプライのペルチェ素子のスマホクーラーを出してきた(´・ω・`)猛暑の昼間のポケ活には必須アイテム。なかなか冷えるよ。接続面を保護してるビニールシートは捨てない方がいい。装着時はプチプチに退避しておいて、スマホクーラーを片付ける時に戻そう #ポケモンGO pic.twitter.com/Tb9H5EB74g
— 猫うどん (@akiba_nekoudon) 2019年5月25日
皆様のご参考になれば幸いです。
参考:人が暑いと感じる温度
こちらの東京ガスのページによると、36度を超えると熱いと感じるようになり、45℃を超えるとかなり熱いと感じてきます。45℃を超えると触ったら反射で離すぐらいのレベルにもなってきます。
東京ガス : 都市生活研究所 : 都市研コラム : 暖かさを感じるとは?
なので、安全規格だと40~49℃あたりが閾値(しきいち)になってそれ以上の場所にはOVER TEMP(加熱注意)の警告ラベルが張られるようになっています。