
- 食中毒の原因(推定・確定)
- 症状と発症人数
- 行政処分(営業停止など)
- 時系列まとめ
- カンピロバクターの特徴・潜伏期間
- 外食時に注意すべきポイント
- 利用者が取るべき行動
時系列まとめ
【6月12日】飲食店を利用
20〜40代男女4名が川口市「創作だいにんぐ英」を利用。鶏刺し・鶏レバ刺し(低温調理)・ガツ刺し・鶏モモ一枚焼きなどを注文。
【6月26日】医療機関から保健所へ通報
「患者からカンピロバクターが検出された。同行者も下痢らしい」と市外医療機関が川口市保健所へ通報。
【6月26日〜7月5日】保健所が調査
4名のうち20代男性2名・女性1名が下痢・腹痛を発症。便からカンピロバクター・ジェジュニを検出。
【7月6日】営業停止処分
食品衛生法に基づき、7月6日〜7月8日の3日間の営業停止が決定。
原因:なぜ食中毒が発生したのか
原因物質はカンピロバクターと特定されました。
行政発表では以下の理由から「当該施設が提供した食事が原因」と断定しています。
- 有症者3名の共通食が当該施設の食事のみ
- 便からカンピロバクター・ジェジュニを検出
- 症状・潜伏期間がカンピロバクター食中毒と一致
提供された食品には、鶏刺し・鶏レバ刺し(低温調理)・ガツ刺しなど、加熱不十分になりやすいメニューが含まれていました。
同様に、2026年には朝霞市でも豚レバー焼きによるカンピロバクター食中毒が発生しています。
→ 朝霞市の豚レバー焼き食中毒(埼玉新聞)
症状と発症人数
症状:下痢・腹痛・発熱
発症人数:3名(20代男性2名、女性1名)
重症者:なし(全員快方に向かっている)
カンピロバクターは少量でも発症し、まれにギラン・バレー症候群を引き起こすことがあります。
行政処分と店舗の対応
川口市保健所は、2026年7月6日〜7月8日の3日間の営業停止処分を発表しました。
店舗には以下の改善指導が行われています。
- 鶏肉は中心部まで十分加熱して提供すること
- 低温調理メニューの提供方法の見直し
- 手洗い設備の使用徹底
- 下処理設備の洗浄・消毒の強化
- HACCPに基づく衛生管理の実施
カンピロバクターとは?
カンピロバクターは鶏の腸管内にいる細菌で、加熱不足の鶏肉・鶏刺し・鶏たたき・生焼けの焼鳥が主な原因になります。
- 潜伏期間:1〜7日
- 症状:下痢・腹痛・発熱
- 少量でも発症
- 中心温度75℃1分で死滅
厚労省の研究では、市販鶏肉の汚染率は20〜100%と報告されています。
外食時に注意すべきポイント
- 鶏肉は「レア」「ミディアム」でも加熱不足の可能性
- 焼鳥は中心が白くなるまで加熱されているか確認
- 刺身系の鶏肉は避ける
- 子ども・高齢者は特に注意
厚生労働省も「鶏肉の生食は危険」と明確に注意喚起しています。
利用者が取るべき行動
- 症状がある場合は医療機関へ受診
- 摂取した食品を保管している場合は保健所へ提出可能
- 保健所の調査に協力すること
2026年は全国でカンピロバクター食中毒が多発しています。
→ 2026年 食中毒まとめ|飲食店で発生した事例一覧
まとめ
- 川口市「創作だいにんぐ英」で食中毒が発生し、原因はカンピロバクターと特定された
- 3名が発症し、営業停止処分が行われた
- 鶏肉は「新鮮でも安全ではない」ため、十分な加熱が必須
- 外食時は加熱状態を確認することが重要
- 症状がある場合は早めの受診が必要
更新履歴
- 【2026/07/07】新規作成