国家資格といえば、一生懸命に勉強して試験を受けて合格する…そんなイメージが強いと思います。
しかし、中には当日に受講してその資料を見ながら試験を受けられる…そんな夢のような国家資格があるんですよ!
食品衛生責任者
食品関係営業を行う場合に設置しなければいけない責任者。(義務)
下記の32業種がその対象となっています。
1.飲食店営業(喫茶店営業※露店含む、露店の菓子製造業含む)、
2.調理機能を有する自動販売機、3.食肉販売業、4.魚介類販売業、
5.魚介類競り売り営業、6.集乳業、7.乳処理業、8.特別牛乳搾取処理業、
9.食肉処理業、10.食品の放射線照射業、11.菓子製造業(あん類製造業含む)、
12.アイスクリーム類製造業、13.乳製品製造業、
14.清涼飲料水製造業(生乳を使用しない乳酸菌飲料製造業 含む)、
15.食肉製品製造業、16.水産製品製造業(魚肉ねり製品製造業含む)、
17.氷雪製造業、18.液卵製造業、
19.食用油脂製造業(マーガリン又はショートニング製造業含む) 、
20.みそ又は醤油製造業、21.酒類製造業、22.豆腐製造業、
23.納豆製造業、24.めん類製造業、25.そうざい製造業 、
26.複合型そうざい製造業、27.冷凍食品製造業、
28.複合型冷凍食品製造業、29.漬物製造業、
30.密封包装食品製造業(一部のソース類、缶詰又は瓶詰食品製造業含む)、
31.食品の小分け業、32.添加物製造業
まぁ、いわゆる飲食店、食品製造メーカーが該当します。実は店内調理をして販売している店舗も対象となるため、中食といわれる弁当や総菜などを加工して生産しているスーパーやコンビニも対象となります。なので、該当業種はかなり多い資格です。
合格するには?
この資格は栄養士や調理師などがなれますが、食品衛生責任者養成講習会修了者 等もなることができるんです。
ですが、食品衛生責任者養成講習会が1日で受講し、当日の試験に合格することでなれるんですね。
東京都の場合
ちなみに東京都の一般社団法人東京都食品衛生協会は毎週2回ぐらい実施してます。
情報元:食品衛生責任者養成講習会|一般社団法人東京都食品衛生協会
内容を確認すると、3学科が2.5時間、0.5時間、3時間で午前9:45~午後4:30までテスト込みで受講になるそうです。
すっごく気になる受験資格は…17歳以上ならOKの模様。
・ 経験・学歴は問いません。
・ 17歳以上の方に限ります(高校生は受講できません)。
・ 受講者本人を確認できる公的書類(運転免許証、マイナンバーカード、健康保
険証)をご持参ください。(社員証や学生証は不可。)
・ 外国人の方は、在留カードまたは特別永住者証明書を持参ください。なお、日
本語が理解(読み・書き・会話が)できる方に限ります。
調べてみると受験料も1万円ちょいとそこまで高くありません。
詳細は各都道府県などに問い合わせすると分かると思います。
他には
実は、防火責任者やフォークリフト運転技能講習も1日で取得できる国家資格です。
こちらについては後日、記事にしてアップする予定です。
【更新履歴】
2023/5/16 新規作成