本棚に置いてあったライトノベル【予言の経済学】を久しぶりに読み返した。
現実の数値分析につながる解析手法は読んでいて面白いものでした。
あらすじ(第一巻)
とある王国では予言をする巫女がいた。その巫女は多数の人々が命からがら逃げ惑うという未来を知る。予言として公言するが、信じる人はほとんどいなかった。
そんな中、その世界に転生した主人公(経済学部大学院出身)と懇意になり、その予言が現実となりうる場所の特定、その原因を前世の現代知識を活用し調査していく。
はたして、調査により予言が現実となり得る場所の特定はできたが、それを信じてもらえるのか?そして予言を回避することはできるのか?
原作は小説家になろう
こちらの作品は小説家になろうで連載され、完結した作品に加筆されたものになっているようです。第一巻は一章『災害は予防が肝心』、第二巻は二章『模擬店ヴィンダーホールディングス』の模様。
続きが読みたい方はぜひとも、原作にてご確認ください。なかなかに楽しく、心躍る物語進行となっています。
原作はこちら:予言の経済学 ~巫女姫と転生商人の異世界災害対策~
現代知識
平均、分散といった正規分布を扱うの必要な基礎知識が簡単に説明され、調査で測定した資料が正しいと判断してよいのかを考えることから始まっています。
これは多数の標本(サンプル)から取得した値を見て、自然発生的なものであるか、それとも特異的なものであるかを判断することがざっくりとできます。
私も仕事上、多数のデータ(数値)を扱うことがあり、その結果を正しいとしていいのか迷う時があった場合は、活用することができると再度思い返すことができました。
【参考】
分散についての説明ページ:分散の意味と2通りの求め方・計算例 | 高校数学の美しい物語
正規分布についての説明ページ:正規分布とは?初学者向けにわかりやすく解説
アマゾンから購入できます
こちらは出版済みの1,2巻セット品です
【更新履歴】
2023/6/17 新規作成