小説にて【動吸振器】というものを初めて知った。
これは、建物の振動対策技術の一つであるらしい。
そして、最近の高層ビルには風による揺れに対応するため振動吸収技術が導入されていることが多いようだ。
この【動吸振器】を調べてみたら、なかなか面白い。
ざっくりまとめると、自分の中に自由振動部分を作り、その部分が揺れることにより振動を吸収する、そうだ。(人間でいうと、手を振ってバランスをとるような感じ?)
この方式は、「制振」という設計思想になる。
※詳細はこちらのWikiが詳しい
よくTVなどで紹介されるのは建物の足元にあるダンパーの画像でそれとは違うものになる。
【代表的な国内の実績】 ※Google検索とWikiにて調査
・千葉ポートタワー(千葉県千葉市中央区) ※高層建築物に対する初の採用
※こちらのページに、該当部分の貴重な写真がある
・新横浜プリンスホテル(神奈川県横浜市)
※こちらの公式サイトにて、該当部の写真を見れる
※こちらのページにて、説明がされている
【代表的な海外の実績】 ※Google検索とWikiにて調査
・台北101(台湾)
・ミレニアム・ブリッジ (ロンドン)
【建物以外での案件】
・照明柱:参考ページ (土木学会)
振動吸収も、使い方によってはいろいろと応用ができるようで面白い。
洋上建設でも使用を検討しているようで、これからの発展に期待したいですね。
【更新履歴】
2022/11/01 新規作成