前回に引き続き、味噌自作に向けた「システム要件(材料)」の策定と、具体的な「調達ルート」の検討を進めていきます。調べれば調べるほど奥が深く、すっかり連載モードに突入してしまいましたw
まずは、今回の理論的支柱となる参考書籍から。

第1章:ターゲット店舗「こだわりや」の市場調査
特定の国産品種(エンレイ等)を求めて検索していたところ、オーガニック・自然食品の専門店「こだわりや」がヒットしました。生産者と消費者をつなぐ「架け橋」を掲げる同店。エンジニアとして、その「品質への対価」がロジックとして成立しているか、Webストアのデータをもとに分析してみます。
第2章:調達ルート比較検討(こだわりや vs Amazon)
前回のプロトタイプ構成案に基づき、2つのプラットフォームで「ユニットコスト」と「在庫状況」を比較しました。味噌の仕上がり量に対する必要量(試算)をベースに算出しています。
Case A:こだわりや(実店舗/Web)
| 種類 | 該当品 | 単価(円) | ステータス |
|---|---|---|---|
| 麹 | 米こうじ(生) 1kg | 1,300 | 在庫あり |
| 大豆 | 有機大豆(エンレイ) 1kg | 897 | 販売停止中 |
| 大豆 | 大豆(とよむすめ) 1kg | 994 | 在庫あり |
| 塩 | 奥能登天然塩 500g | 1,000 | 高品質バッファ |
※大豆の生産状況(農林水産省資料)を見ると供給は安定しているはずですが、特定品種のエンレイやオオツルが「販売停止中」なのが痛い……。
Case B:Amazon(汎用EC)
結論から言うと、国産大豆の特定品種に関しては「壊滅的」です。米麹や塩は手に入りますが、エンジニアがこだわりたい「品種スペック」の選択肢がほぼありませんでした。
第3章:コストパフォーマンスの壁
各パーツをバラで購入すると、当然ながら「送料」や「小分けコスト」が乗り、トータルコストは跳ね上がります。ここで再び、既製品(手作りセット)のスペックを再評価してみることに。
セット品なら3,000円以下。個別に「エンレイ」や「天然塩」を揃えると……予算オーバーの予感。「スペック(理想)」と「コスト(現実)」のトレードオフが発生しています。これぞエンジニアリングの悩みどころですね。
結論:フィールドワーク(実店舗調査)へ
Webデータ上の「販売停止」が一時的なものなのか、それとも代替品種「とよむすめ」のスペックで妥協すべきか……。これは実際に「こだわりや」の店舗へ足を運び、現物を確認(デバッグ)する必要がありそうです。
次回のレポートは、実店舗での調達結果をお届けする予定です!
【更新履歴】
2022/12/14 新規作成

