Toma(とま)のゲーム日記

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雑記_電動アシスト自転車が“爆発” バッテリーは中国製の“非純正品、製品によりリコールもあった

2025年3月19日に徳島にて電動自転車のバッテリー充電中に火災というニュースがありました。私も電動自転車を使っているため気になって調べてみたところ、過去に電動自転車用バッテリーのリコール、非純正品を使ったためによる爆発が発生していたことが分かりました。

 今回はそれらの事故についてと取り扱い方法についてまとめています。

 

これまでに発生している電動自転車用バッテリーの事故1件とリコール2件

電動自転車のバッテリー充電中に火災 1人病院に搬送(2025/3/19、徳島)

www3.nhk.or.jp

 

news.yahoo.co.jp

 

NHKの記事を引用すると

警察の調べによりますと、火元の部屋の玄関近くの洋間が最も激しく焼けていて、当時、同じ場所で電動アシスト自転車のバッテリーを充電していたということです。警察は、火が出た状況や原因を詳しく調べています。

 

Yahooニュースでは爆発音が聞こえたと記載があります。そして玄関で火の気は通常ないので、素人考えですがバッテリーが爆発したんじゃないかなー?と思っています。

 

消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について(消費者庁2022年5月24日リリース)

こちらの中で、バッテリーを充電中、火災警報器が鳴動したため確認すると、当該製品のバッテリーを焼損する火災が発生していて、3名が軽傷を負った。と記載されています。

https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_safety_cms202_220524.pdf

 

消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について(消費者庁2023年10月3日リリース)

こちらの中で、当該製品のバッテリーを焼損し、周辺を汚損 する火災が発生した。と記載されています。

https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_safety_cms202_231003_01.pdf

 

リチウムイオン電池は安全なのか?

 リチウムイオン電池は電動自転車、電動工具スマートフォン、ノートパソコンなど多方面で使用されている電池です。しかし、エネルギーをため込むものなので、かなり前にノートパソコンのバッテリーがいきなり発火したとかニュースになりましたが、製造方法、使用方法などを間違えると火災に至ることがあります。

 大事なのはメーカーが取扱説明書やインターネットなどで公開している正しい使用方法(充電、放電)をすることです。

 

東芝のHPではトラブル防止方法を公開している

www.global.toshiba

 

引用すると、下記の様な項目になっています

・破損や液漏れはありませんか
・充電は正しく行われていますか
・充電したままの状態(過充電)になっていませんか
・しばらく充電していない状態(過放電)で使用していませんか
・電池の出力端子(+)(-)は正しく接続されていますか
・異なる形式の電池は混ざっていませんか
・使用する場所の温度は、メーカー指定の温度範囲になっていますか
下記のような場所での使用は避けてください
  火気、熱、水がある場所や、異常な高温・低温の場所
  強い振動がある場所や、塵埃の多い場所
  腐食性ガス(SO2、H2S)や、可燃性ガスがある場所
  強い電波や磁界を発する機器の近く
  高湿度の場所
  急激な温度変化により結露するような場所

 

外観上変化がなく、正常に充電し、温度範囲がメーカーしていないならほぼOK
さらに、特種環境下(高温、低温など)での使用はNGの様です
 
低温環境だとどうなる?

www.ieee802.co.jp

こちらの会社の公表した内容によると、5℃以下での環境で使用すると放電容量が低下して、実使用量が減少するので厳しいようです。(低温状況)

5℃以下に周囲温度が下がると、リチウムイオン電池の内部抵抗が増加し、放電容量が減少します。
これは、リチウムイオン電池内部の化学反応が低温では遅くなることに起因します。
また、リチウムイオン電池電解質は非常に低い温度で凍結する可能性があり、電池セルに損傷を与える可能性があります。
最悪の場合、火災発生の可能性があります。

 

高温環境だとどうなる? 

高温化では発火の可能性があります。

jafmate.jp

 

「気温30℃で快晴の日中、屋外駐車場に駐車中の自動車内に、モバイルバッテリーを充電コードのみ接続した状態で置いていたところ、製品および周囲の座席シートが焼損した。11時頃に駐車して車を離れ、13時頃に出火した」という事例を紹介し、リチウムイオン電池を使った製品が高温下で破裂、発火する実験映像も公開して注意を呼びかけている。 

 

これは、とある研究所で公表された熱暴走(あるしきい値を超えると加熱を停止できなくなる)状態に近いのではないでしょうか?

 

リチウムイオン電池の熱暴走メカニズムと高安全性技術

https://www.jstage.jst.go.jp/article/sfj/70/6/70_301/_pdf

 

 

電動自転車の安全な充電方法

こちらWIMOのページにて充電時の注意すべき点をまとめています。

www.wimo.co.jp

 

こちらの6項目が大事です!

①バッテリー残量がゼロになる前に充電する

②充電には3~8時間程度かかる

③充電器はメーカー提供の正式なものを使う

④高温・低温、多湿な場所で充電しない

⑤過充電にならないよう気を付ける

⑥使い終わったら充電器のコンセントを抜いておく

 

また、外観に異常がある場合(へこんでる、欠けているなど)は無理に充電せず、購入した自転車ディーラーさんに相談するのが一番です。

 

最後に

どうしても寒い朝、熱い昼間に使うこともあるかと思います。

その場合はバッテリー容量が低下することがありますので、余裕を持った移動をするようにしましょう。

また、バッテリーの充電は室温(10~25度ぐらい)で実施するのがオススメになりそうです。出来るだけ極端な低温、高温での充電は避け、見える場所で実施しましょう。